リスクから考えるソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングは、インターネットを通して個人投資家と資金需要のある企業を結び付ける仕組みです。サービス会社が、資金調達したい会社を募集し、審査を加えて判断します。案件のリスクを考慮して適切な利息を設定して、インターネットで投資家に出資を募ります。基本的には、融資の形態をとります。海外では、米国の市場が有名で、その規模は5.5兆円に達しています。不動産ローン、その他の資産に対する取り組みが進んでいることも規模を拡大させる要素になっています。投資家と資金需要者とのマッチングは、比較的コストがかからないので短期的な資金が必要な企業の利用が多くなっていることも追い風になっています。日本では、まだサービス会社も少なく、始まったばかりという状態にあります。

高い利回りの裏にリスクもあります

ソーシャルレンディングは、個人投資家は高い利回りにおいて、短期的な投資をすることができます。ただ、インターネットを通じた取引ということもあり、相手の姿が見えにくいです。リスクがあることも承知しておかなければなりません。具体的には、原則元本が保証されないことです。投資商品ですから預金保険の対象外になっており原則、元本・配当の保証はありません。融資先からの返済が怠ったり、回収ができないと配当のみならず、元本も保証されません。ただし、サービス会社では、不動産を担保にとったり、保証会社と提携したりして回避する努力をしています。海外の不動産や債権利などに投資する場合には、為替の変動の影響を受けます。急激に為替の変動があった場合には、差損が発生することがあります。ローンファンドの融資先によっては、特有のデメリットが発生することがありますので投資前に確認しておく必要があります。

ソーシャルレンディングの投資判断は投資家の自己責任です

ソーシャルレンディングは、新しい融資の形態でありメリットがあります。但し、投資を始めるにあたってリスクがあることも認識して、投資を始める必要があります。一般的に、短い期間の投資が対象になります。その期間の解約はできません。配当についても確実に保証されるものではありません、融資した会社からの返済がなくなったり、回収できなくなった場合には元本も返済されません。これは債券でも同じです。会社が倒産することがあります。サービス会社ではできるだけの被害を軽減するため担保を取ったりする努力はしています。しかし投資に対する最終判断は、個人投資家にありますので、サービス会社は責任をとりません。あくまでも自己責任であることを覚悟して投資に臨む必要があります。どのファンドを選ぶか、サービス会社は信用のある会社かなどを投資前に確認しておきましょう。