ソーシャルレンディングのリスクを小さくするために

ソーシャルレンディングは、インターネットを通じて、事業などで資金を必要としているお金の借り手と、資金に余裕があって、何らかの形で運用したいと考えているお金の貸し手を結びつける金融の新しいサービスになっています。日本銀行のマイナス金利政策などもあって、銀行にお金を預けていてもほとんど増やすことができない時代にあって、ソーシャルレンディングは一定のリスクを取ることで、高めの資産運用をすることが可能な仕組みです。ただし、銀行などの定期預金とは違って、元本保証が行われておらず、貸したお金が返ってこない危険性があります。この点を理解せずに利用することは避けなければなりません。リスクを小さくするためにどのようなことが可能であるかについて、今回は説明します。

利率が高い貸し手はリスクが高め

消費者金融などでカードローンやキャッシングを行う場合、10パーセント以上の金利が必要なことが多いです。これは、消費者金融などの融資は貸し倒れる危険性を盛り込んでいるためであり、高金利によって何人かのローンが返ってこないことに対して準備をしていることになります。ソーシャルレンディングの世界でも、同様の原理が働いています。信用情報やバックグラウンドに問題がなく、過去の融資も問題なく返済している借り手であれば、低めの利率で資金調達をすることが可能になっています。貸したローンがきちんと返ってくる可能性が高い場合、利率は低くなり仕組みになっているためです。逆に高めの利率でしかお金を借りられない人は、返済できない可能性が高いと考えられていることになります。

担保がついている場合はリスクが低め

ソーシャルレンディングは、無担保融資が原則になっています。担保がないローンですので、借り手に返済能力がなくなってしまうと、貸し手は融資を回収する方法がなく、貸したお金はあきらめるしかありません。しかしながら、最近は担保付きの融資案件を紹介する業者が出てきています。不動産担保や株式、債券などの証券担保を付ける融資があり、それらを利用することによって、貸し倒れる危険性を軽減することが可能になります。貸し出した相手が返済不能に陥っても、担保を処分することによって、融資との相殺を行うことができるためです。ただし、ローンの全額回収が可能かどうかは案件によります。ただし、担保付きの融資は、当然のことながら利率が低めになります。その分、運用する際に得られるリターンは小さくなるわけです。