ソーシャルレンディングのリスクはどれくらい?

ソーシャルレンディングは、2005年にヨーロッパで始まった新しい金融のマッチング・サービスです。お金に余裕があり、資産運用したいと考えている人と、事業資金として融資を希望している人をインターネット経由でつなぎ、貸出金利や融資額などについて合意すれば、ローンが実行される仕組みです。日本では、2008年にサービス提供する業者が現れ、その後、様々な企業が参入し、現在は個人を中心に多くの融資がインターネットを通して行われています。銀行などの定期預金はほとんど金利がつかない時代ですが、インターネットという低いコストのプラットフォームを使うソーシャルレンディングでは、高めの利回りを狙うことが可能です。今回は、その際のリスクがどれくらいか説明します。

融資であるため、貸し倒れの可能性がある

ソーシャルレンディングで運用する資金は、原則として元本保証が行われていません。したがって、借り手がお金を返せなくなってしまうと、全額が焦げ付いてしまうリスクが存在します。この危険性を内包しているために、高い利回りが実現されているとも言えます。貸し倒れの危険性を避けたい場合は、担保が設定されている案件に投資することで、リスクを軽減することができます。最近は、不動産担保や債券、株式などの証券担保が付いている融資案件が紹介されていますので、これらに投資することで、まったくお金が返ってこない危険性をある程度は回避できます。ただし、焦げ付いた場合は、担保である不動産や証券の処分を行っても、残りのローン全額が回収できないこともありますので、注意する必要があります。

最低投資額が低めで短期間の融資はリスクが低め

ソーシャルレンディングの大きな特徴の一つに、少額からの融資が可能なことがあります。最低投資額10万円からの案件が一般的ですが、1万円から投資するものもあって、貸し手のニーズによって様々な選択肢があります。貸し手からすると、1万円から融資できる案件の方が、10万円からのものよりも貸し倒れの危険性が低くなります。また、投資する期間も、案件によってまちまちです。当然のことながら、短期間の融資の方が焦げ付く可能性は低くなり、貸し手からすると不安は少なくなります。長期間になればなるほど、借り手が返済不能に陥ってしまう危険性が高くなります。短めの案件にしておけば、融資が問題なく返済される確率も高くなります。ただし、期間が短いほど、金利は低めになることに注意する必要があります。